暮らしの質を高める「サブスク」の新常識とそのヒント!

ビジネス・マーケティング

昨年、流行語大賞にもノミネートされた「サブスク」

ここに来て、さらに急成長を続け、早くも1兆円規模に到達したサブスク市場です。

この方法は、昔から「課金ビジネス」として各企業が取り組んできていました。

それが今では、家電から自動車、腕時計、飲食、美容まで定額で利用できる時代になりました。

ライフスタイルだけでなく、消費スタイルまで変えようとしています。

サブスクの筆頭はアマゾンプライム!

サブスクリプションで一番有名なのは、アマゾンプライムですね。

当初、1年間は無料期間があり、知らない間に自動継続になっていたという、あれです。

アマゾン恐るべしですね。

確かに、年会費4900円(税込)、この金額が安いか高いかと言えば今思えば安いですね。

お急ぎ便も日時指定便も、プライム会員なら送料無料。

プライムビデオで映画やドラマが見放題。

それ以外にも、Prime Musicの音楽が聴き放題。

Prime Readingで無料で本やマンガを読めるなど。

いつの間にか、囲い込まれていました。

毎月の支出も定額にできる時代がやってくる

このように、サブスクは、音楽や動画配信サービスをきっかけにポピュラーになりました。

最近では家具、家電、ファッション、飲食、住宅業界などが続々とサブスクを導入。

昨年、市場規模が1兆円の大台を突破したとのこと。

そのヒットの背景にシェアサイクルやシェアリングカーなど、サブスク普及の下地を作ったシェアリングエコノミーのブームがあります。

この「シェアリングブーム」を機に好きな時に好きなだけ利用する消費環境にライフスタイルは少しずつ変化していきました。

これが下地となり、費用体系のひとつの選択肢として、定額型が普及したのです。

市場に類似サービスが林立することで競争がさらに激化。

もちろん、事業を収益化できず、早々と市場から去るケースも少なくありません。

でも、今やっている事業がサブスク出来ないかを、考えてみるのも面白いかもしれません。

あなたのビジネスもサブスクを考えてみては?

成功するサービスの共通点に、迅速なフィードバックがあります。

上手くいっているところは、顧客と直接やりとりした情報をもとに、サービスの内容を修正し、顧客の不便を早く解消しているのです

サブスクリプション振興会はサブスクを成功させる3原則を定義しています。

「お得・悩み解決・便利」の頭文字をとり、「ONB(オンブ)」と名づけました。

サブスクは、お得なだけではユーザーに響きません。

ランチのサブスクを提供する『potluck』はメニューをワンコイン化しました。

それだけでなく、事前予約制を導入することでランチタイムの行列を解消しました。

さらに都心に提携店を増やすなど、まさにONBでビジネスを軌道に乗せたのです。

成功の秘訣は、オンブです。

2020年に入っでもその勢いは衰えていません。

そんな中、東急電鉄やJR東日本が実証実験としてサービスを開始した鉄道のサブスクがあります。

交通代金はもちろんのこと、駅ナカのショップやホテルといった自社の資産をまるごと定額化。

その利便性を高める動きが活発化しています。

直感的に使ってみたくなるサービスを、趣味嗜好を刺激するニッチなサブスクが展開されています。

ロレックスやオメガなどの高級腕時計が定額で利用できる『KARITOKE』などがトレントに敏感なユーザー層に人気を博しています。

これからは、欲しいけれど置き場に困るロードバイクや楽器などの定額サービスも出てきそうです。

給与が一定化しているように、将来的にはサブスクを利用すると支出が一定化する時代がくるかもしれませんね。

敷金・礼金、ネット&光熟費もコミコミが当たり前で大人気。

住まいのサブスクです。

敷金・礼金なしは当たり前。

住まいのサブスクの多くは月額に家賃、家具や家電、公共料金などをコミコミで提供。

各地に点在するすべての提携拠点を利用できます。

都市部への人口集中などによる空き家率の上昇。

多拠点で生活するデュアルワーカーなどの急増。

そして、スマホひとつで引っ越しの手続きができるようになったこと。

こうした背景から、住み放題サブスクは大きな支持を集めています。

空き家は取り壊すにしてもお金がかかるため、放置するケースがほとんど。

これを資産として活用すれば、地方活性化にも役立つ。

家を格安で提供するオーナーは多く、低価化を実現しました。

そう考えていくと、「お得・悩み解決・便利」を考えると色んなアイデアがありそうです。

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