この質問は、お客様よりよくある質問なんです。
この質問をされる方の多くは、ほとんどの方が「忌中」と「喪中」をごっちゃにされています。
つまり「忌中」とは、家にこもり、故人のために祈り、穢(けが)れを祓(はら)う期間とされています。
結婚式やお祭りなどの行事には参加せず、鳥居もくぐってはいけません。
通常四十九日(忌明け)までの間を言います。
また、「喪中」とは、近親者が亡くなられた場合にご遺族が故人の冥福を祈り、喪に服する期間です。
この期間中は目立つ行動やお祝い事などを慎み、静かに過ごすこととされています。
その期間は亡くなられた方との関係で、長い短いとあるのですが、現在では、喪中期間は宗教・宗派にかかわらず、一般に一年間とする考えが多くなっています。
喪中の方にお中元やお歳暮を贈ってもよいですか?
お中元やお歳暮の時期が、亡くなられた方の忌明け(七七日忌)前なのか、あるいは忌明け後なのかによって判断するとよいでしょう。
たとえば、亡くなられたのが三月なら、お中元時期は忌明けの後なので、例年どおりにお中元を贈っても失礼にはなりません。
紅白のもろわな結びののし紙で贈るのが気になる方は、無地の短冊に「御中元」「御歳暮」と表書きし、贈ってもよいでしょう。
忌明け前にお中元またはお歳暮の時期がくるときには、忌明け後に贈るように時期を遅らせるとよいでしょう。
具体的には、お中元の場合には七月十五日過ぎから、立秋の前日までは『暑中御伺』として、
お歳暮の場合は年が明けて松の内が過ぎてから二月の立春の前日までは「寒中御伺」として贈ります。
「御中元」を使う時期は地域によって異なります。
喪中の方へ新築祝いを贈ってもよいですか?
これもお中元やお歳暮と同様に、亡くなられた方の忌明け(七七日忌)前なのか、あるいは忌明け後なのかによって判断するとよいでしょう。
忌明けを過ぎでいれば、普段どおりに贈ってもかまいません。
年賀欠礼状をくれた方にお歳暮を贈ってもよいですか?
喪に服している方が「年始(新年)のご挨拶は失礼させていただきます」ということで送られるのが年賀欠礼状(喪中はがき)です。
忌明けが過ぎていれば、お歳暮を届けることは原則として問題ありません。
また、こちらから生花や菓子折りを供えに出向いてもかまいません。
今年親を亡くしたのですが、お中元やお歳暮は贈ってもよいですか?
贈る側が喪中であっても相手のことではありませんので、例年どおりにお中元やお歳暮を贈ってかまいません。
ただし、忌明けが済んでから贈りましょう。
昔から、死者を出した家から贈りものを贈ったり、人が出向くことは「穢れを移す」とされていたため、一定期間は日常生活と距離を置いて身を謹んでいました。
この期間を「忌中」と呼ぴますが、現在では、この期間は七七日忌までとされていますからこの期間が一つの目処(めど)になります。
お中元やお歳暮は、本来、「先祖祭」にも由来するもので、先祖供養にお供えを差しあげたことが、起源の一つとされています。
お歳暮は、「本年もお世話になりました」という締めくくりのあいさつなので、忌明けが過ぎていれば喪中に関係なく差しあげてよいのです。
なお、年賀欠礼状の文面を「年末年始のご挨拶は失礼させていただきます」とした場合は、年末にお歳暮を贈らずに、年が明けて松の内が過ぎてから「寒中お見舞い」「寒中御伺い」として贈るほうがよいでしょう。
喪中のときに、クリスマスプレゼントを贈ってもよいですか?
忌明けが過ぎていれば、自分が喪中でもクリスマスプレゼントは贈ってかまいません。
相手が喪中でもプレゼントを差しあげてかまいませんが、その場合にプレゼントに添えるクリスマスカードは、派手なものは避けるほうがよいでしょう。
ただし、忌中の場合には、お互いにクリスマスプレゼントのやりとりなどは控え、クリスマスカードくらいにする配慮も大切でしょう。
まとめ
忌中と喪中は違うのだということを確認しましょう。
忌中は、四十九日(忌明け)までを指します。
ご不幸があって、まだ間がないわけです。
故人を偲び、静かに生活をおくります。
この期間は、贈りもののやり取りは、控えるべきです。
喪中は、プレゼントのやり取りは大丈夫。
気を使うなら、お供え、暑中見舞いなど言葉をかえて贈るようにしてはどうですか。
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