二十四節気とは?春夏秋冬のある日本ならでは感覚。

歳時記

日本では、季節を春夏秋冬と4つに分け、各月を季節ごとに睦月、如月、弥生‥と呼び、さらにその月を季節感で2つに分け計24に分類しています。

これは、日本人の持つ繊細な感覚を現した独自の感覚なのでしょう。

二十四節気は節分を基準に一年を春・夏・秋・冬と四つの季節に分け、さらに季節ごとに六つに分けて、季節にちなんだ名前を付けたものです。

また、それ以外にも雑節(ざっせつ)と呼ばれる季節を表したものもあります。

雑節は、主に農作業の目安として使われてきました。

それでは、二十四節気を一つ一つを見ていきたいと思います。

1月 睦月(むつき)

小寒(しょうかん) - 冬 -

1月6日頃(2020年は1月6日)。寒さが加わる頃という意味で「寒の入り」といわれ、これから更に寒さが厳しくなるころです。
ちなみに、寒の明けは?春分になります。
小寒から節分までの30日間を「寒の内」といいます。
入ったり、開けたり、内があったり日本人の感性って凄いですね。
これからがいよいよ冬本番。
寒稽古や寒中水泳が行われるのは、この「寒」の時季なんです。
寒さを試練にするとは、私は遠慮させていただきますが。

大寒(だいかん)  - 冬 -

1月20日頃。(2020年は1月20日)冬の季節の最後の節気。寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季です。
小寒から立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたります。
寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われます。
山口県防府市の「春日神社の大寒みそぎ」、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮の「大寒禊」ですが定員直ぐに埋まるんですって。
また、「大寒卵」というのもあります。
小寒から大寒の間に産まれた卵が「寒卵」というらしいですね。
その中でも大寒に産まれた卵のことを「大寒卵」といい、子どもが食ぺると体が丈夫になり、大人が食べると金運が上がるとされ、緑起が良いものといわれています。

2月 如月(きさらぎ)

立春(りっしゅん) - 春 -

2月4日頃(2020年は2月4日)。旧暦のお正月です。
立春には卵が立つそうです。1度試されてはどうでしょうか。
旧暦ではこの日がが1年の始めとされていたため、決まり事や季節の節目はこの日が起点になっています。
八十八夜、二百十日、二百二十日も立春から数えます。多くの占いもこの日が起点となります。
冬至と春分の真ん中で、まだまだ寒いですが、暦の上では、この日から春になります。
梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりです。
立春の早朝、禅寺では、入口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣があります。
厄除けとして、家の鬼門にこの紙札を貼るご家庭もあります。
「寒中見舞い」は立春の前日まで。それ以降は「余寒見舞い」(2月下旬頃まで)になります。

雨水(うすい)   - 春 -

2月19日頃。(2020年は2月19日)雪や氷か解けるといわれる。実際にはまだまだ寒い。
でも雪は雨に変わり始める時期です。山からは雪解け水が流れ始めます。
草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。
「春一番」が吹くのもこの頃です。
また、♪春は名のみの風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど~♪「 早春賦」がよく合う時期です。
ですから、本格的な春の訪れにはまだ遠く、雪も降ったりもします。
三寒四温を繰り返しながら、春に向かっていきます。
地方によっても違うようですが、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれています。

3月 弥生(やよい)

啓蟄(けいちつ)  ー 春 -

3月6日頃(2020年は3月5日)地中に眠っている虫などか目覚め、地上に出てくる頃といわれる。
雨水から数えて15日目頃。
啓は「ひらく」「解放する」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味。
大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。
春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。
啓蟄と聞くと、どこかウキウキしますね。
八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。旬の食材で春の訪れを味わいましょう。

春分(しゅんぶん) - 春 -

3月21日頃(2020年は3月20日)春彼岸の中日。昼夜の長さが同じ日で、徐々に昼が長くなります。
地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道がちょうど交差したところが黄径0度。
春分とは、太陽がちょうど黄径0度(春分点)に到達した瞬間のことをいいます。
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
この日から夏至まで昼がだんだん長くなり、本格的な春を迎えます。
彼岸は、春と秋の2回あり、春分の日と秋分の日を中日(なかび)とします。
前後それぞれ3日間を合わせた7日間のことを指します。
その時食べるのが、春分は「おはぎ」秋分は「牡丹餅」といいます。

4月 卯月(うづき)

清明(せいめい)  - 春 -

4月5日頃(2020年は4月4日)。草木の緑が芽吹くころ。
春分から数えて15日目頃。
春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したものです。
万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。日本人の大好きな季節です。
桜の花が咲きほこり、お花見のシーズンでもありますね。
南の地方ではつばめが渡って来る頃。
雨が多い時季で、暖かくなった後に小雨が降り続いて寒くなったりもします。
沖縄地方では、この日を清明祭(シーミー)といって、お墓参りを行う習慣があります。

穀雨(こくう)   - 春 -

4月20日頃(2020年は4月19日)。春の雨が作物を潤すころとされ、種まきの季節となる。
春季の最後の節気。
春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。
この時季に、特に雨が多いというわけではありませんが、穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。
「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」という言葉があるように、
南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブとも完全に別れる季節です。
変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。
昔から、この日を田植えの準備をする目安にしているようです。
穀雨の終わり頃に、八十八夜を迎えます。
八十八夜は立春を1日目として数えて、88日目に当たる日のことです。

5月 皐月(さつき)

立夏(りっか)   ー 夏 -

5月6日頃(2020年は5月5日)。このころから夏が始まります。
穀雨から数えて15日目ごろ。歌にもあるように「夏も近づく八十八夜」の3、4日後になります。
春分と夏至のちょうど中間ですね。
暦の上での夏の始まり。この日から立秋の前日までが夏季になります。
新緑の季節で、九州では麦が穂を出し、北海道では馬鈴薯や豆の種まきが始まります。
田んぼでは、蛙が鳴き出すのもこの頃からです。
夏といっても、本格的な夏はまだまだ先。
日差しが強くなり気温が高くなる日もありますが、基本的には暑くもなく寒くもなく、湿度が低く風もさわやか。
とても過ごしやすく、レジャーやお出掛けに最適の季節です。

小満(しょうまん) ー 夏 -

5月21日頃(2020年は5月20日)。および芒種までの期間。
立夏から数えて15日目頃。
小満とは、「万物の成長する気が徐々に強くなり、天地に満ち始める」という意味だといわれます。
ですから、この頃になると、秋に蒔いた麦などの穂が順に育ってきます。
農家が少し一安心できるということで、「小満」と呼ぶようになったとも言われています。
ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れます。
夏は、すぐそこ。夏めいてきます。
梅の実がなり、西日本では、走り梅雨がみられる頃。田植えの準備を始める頃でもあります。

6月 水無月(みなづき)

芒種(ぼうしゅ)  ー 夏 -

6月6日頃(2020年は6月5日)。および夏至までの期間。
小満から数えて15日目頃。
芒種の「芒」は「のぎ・のげ」と読み、芒とは米や麦などイネ科の植物で、花の外側についている針のような突起のことをさします。
芒(のぎ)のある穀物の種をまく季節ということから、芒種と言われています。(実際の種まきは、これよりも早い時季に行います)。
梅の実が青から黄色に変わり、百舌が鳴き始めます。かまきりや蛍が現れ始める頃でもあります。
次第に梅雨めいて、五月雨(さみだれ)の季節に入ります。

夏至(げし)    ー 夏 ー

6月21日頃(2020年は6月21日)。および小暑までの期間。
芒種から数えて15日目頃。
一年で、昼間が最も長く、夜が最も短い日。
冬至と比較すると、昼間の時間差は4時間以上もあります。
暦の上では夏季の真ん中にあたりますが、実際には梅雨の真っ盛りで、農家では田植えに繁忙を極める頃。
暑さのピークは1カ月ほど先になります。
関西では夏至にタコを食べる習慣があるそうです。
それは、タコの吸盤のようにしっかり根付いて欲しいという意味があるそうです。
沖縄では、この頃に吹く季節風を「夏至南風」といいます。
この風が吹くと、梅雨が明けて本格的な夏の訪れです。

7月 文月(ふみづき)

小暑(しょうしょ) ー 夏 -

七夕が行われる7月7日頃(2020年は7月7日)。および大暑までの期間。
夏至から数えて15日目頃。
暑さがどんどん強くなっていくという意味があり、この頃から暑さが本格的になってきます。
梅雨の終わる頃で、集中豪雨が多く発生する時季でもあります。
梅雨が明け、強い日差しと共に気温が一気に上がる時季のため、体調を崩しやすくなる頃でもあります。
天気予報やニュースで「小暑」という言葉を耳にしたら、本格的な夏を迎える合図だと思って下さい。
また、蝉の鳴き声がが聞こえ始めて、まさに夏の訪れを感じられるころです。
この頃は蓮の花が咲き始めます。
少し風流に蓮観賞に出掛けてみるのもいいですね。
午後には花がしぼんでしまいますので、行かれる時は朝の早い時間帯に

大暑(たいしょ)  ー 夏 -

7月23日頃(2020年は7月22日)。および立秋までの期間。
小暑から数えて15日目頃。
「だいしょ」ともいいます。
梅雨明けの時季で、夏の土用もこの頃。いよいよ本格的な夏の到来です。
大暑って文字を見ているだけで汗が噴出してきそうな名前ですね。
最も暑い頃という意味ですが、実際の暑さのピークはもう少し後になります。
動物園の白くまたちへの氷のプレゼントや打ち水などのイベントは、この大暑の日に合わせていることが多いようです。
この日から暑中見舞いを出し始めます。
この季節、ニュースや天気予報でよく耳にする「夏日」。
これは暑さの指標に使われる言葉で、一日の最高気温によって使い分けられています。
夏日:25℃以上
真夏日:30℃以上
猛暑日:35℃以上

8月 葉月(はづき)

立秋(りっしゅう) ー 秋 -

8月8日頃(2020年は8月7日)。および処暑までの期間。
大暑から数えて15日目ごろ。
朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つころ。
立春からちょうど半年が経過し、この日から立冬の前日までが秋。
暦の上では秋ですが、日中はまだまだ残暑が厳しく1年で最も気温が高くなる時期です。
お中元を贈るならこの日までに。
それ以降は、残暑見舞いで贈ります。
この頃は、旧のお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。
まだまだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみると秋の気配を感じることができます。
夏の風と秋の涼やかな風が混在し始めます。空を見上げると、巻雲など秋の雲も見えますよ。
この日から、残暑見舞いになります。

処暑(しょしょ)  ー 秋 -

8月23日頃(2020年は8月23日)。および、白露までの期間。
立秋から数えて15日目ごろ。
暑さが和らぐという意味ですが、最近ではまだまだ暑さが続きます。
萩の花が咲き、穀物が実り始める頃です。
厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼風が吹き始め、山間部では早朝に白い露が降り始め秋の気配を感じます。
また、この頃は台風のシーズンでもあり、二百十日、二百二十日とともに台風襲来の特異日です。
夏バテや食中毒にかかりやすい時期でもありますので、まだまだ注意が必要です。
夏の家具や雑貨を片づけ、秋の準備を始める目安にしましょう。台風への備えもお忘れなく。

9月 長月(ながつき)

白露(はくろ)   ー 秋 -

9月8日頃(2020年は9月7日)。および秋分までの期間。
処暑から数えて15日目頃。
この日から仲秋になります。 
草の葉に白い露が結ぶという意味。夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのでしょう。
野には薄の穂が顔を出し、太陽が離れていくため空が高くなるなど、本格的な秋の到来を感じられる頃です。
日中はまだ暑さが残りますが、朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始めます。
日が暮れるのも早く感じるようになり、ススキが黄金色に輝くのもこの季節です。
また、二百十日は9月1日頃となります。
二百十日といえば、台風が襲来する時期でもあります。
農作が主な収入源であった農家にとって、非常に重要な問題です。
また、台風の襲来は、海の波を荒らします。
海上で魚をとる漁師にとっては、直接の死活問題です。
そこで、9月1日を厄日と定めて注意するようになりました。
中秋の名月が見れるのもこの時期。9月9日頃となります。

秋なのに「白」?
日本人からすると「白」は雪=冬をイメージするのが一般的のように思いますが、中国の陰陽五行では「白」は秋の色とされています。

秋分(しゅうぶん) ー 秋 -

9月23日頃(2020年は9月22日)。および寒露までの期間。
白露から数えて15日目ごろ。
地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道がちょうど交差したところが黄径0度。
秋分とは、太陽が黄径180度(秋分点)を通過するときのことを指します。
春分と同じく、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
極楽浄土があるという真西に太陽が沈むことから、亡くなった人をしのぶ日とされています。
春分・秋分の3日前から7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸とします。
※春分・秋分は「彼岸の中日」といいます。彼岸は日本独自の行事です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さが増してきます。
秋分は暦の上で季節の節目とされていて、この日を境に秋から冬へと移り変わります。

10月 神無月(かんなづき)

寒露(かんろ)   ー 秋 -

10月8日頃(2020年は10月8日)。および霜降までの期間。
秋分から数えて15日目ごろ。
寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のことをいいます。 
秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになります。この頃になると五穀の収穫もたけなわで、農家では繁忙を極めます。
露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前で、紅葉が濃くなります。
つばめの渡りが始まり、夏鳥と雁などの冬鳥が交代される時期でもあります。
この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。
夜には月も美しく輝いて見えます。
寒露の頃になったら、空を見上げてみてはいかがでしょう。
これまでと違った、秋の清々しさと趣を感じる空に出会えるはずです。

霜降(そうこう)  ー 秋 -

10月23日頃(2020年は10月23日)。および立冬までの期間。
寒露から数えて15日目ごろ。 
秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。
朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感できます。
初霜の知らせが聞かれるのも大体このころで、山は紅葉で彩られます。 
コートや暖房器具の準備など、この頃から冬支度を始めます。
読書や編み物をしたりして、秋の夜長を楽しむのもいいですね。

11月 霜月(しもつき)

立冬(りっとう)  ー 冬 -

11月8日頃(2020年は11月7日)。および小雪までの期間。
霜降から数えて15日目頃。 
立冬とは、冬の始まりのこと。
「立」には新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目です。
これらを四立(しりゅう)といいます。
朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃ですね。
木枯らし1号や初雪の便りも届き始めます。
立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。
この日から立春の前日までが冬となります。

小雪(しょうせつ) ー 冬 -

11月23日頃(2020年は11月22日)。および大雪までの期間。
立冬から数えて15日目ごろ。 
北国から雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではありません。
雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたものだといわれます。
暦便覧では、「冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへなり」と記されています。
陽射しが弱くなり紅葉が散り始めるころで、いちょうや柑橘類は黄色く色づいてきます。
次第に冷え込みが厳しくなってきますので、冬の備えは整えておきたいものです。
お歳暮の準備をする目安にも。
「しょうせつ」と読みます。お間違いなく。

12月 師走(しわす)

大雪(たいせつ)  ー 冬 -

12月7日頃(2020年は12月7日)。および冬至までの期間。
小雪から数えて15日目ごろ。 
山岳だけでなく、平野にも降雪のある時節ということから文字通り大雪といわれたのでしょう。
本格的に雪が降り始め、山の頂は薄っすら雪化粧の日が続きます。
このころになると九州地方でも初氷が張り、全国的に冬一色になります。
スキー場がオープンしたり、熊が冬眠に入るのもこのころです。
町では、お歳暮シーズンにはいり、気ぜわしくもなりますね。
鰤(ぶり)など冬の魚の漁も盛んになります。
「たいせつ」と読みますのでお間違いなく。

冬至(とうじ)   ー 冬 -

12月22日頃(2020年は12月21日)。および小寒までの期間。
大雪から数えて15日目頃。
冬至は「日短きこと至る(きわまる)」という意味で太陽が軌道上の最も南に来るときで、夏至と反対に、夜が最も長く、昼が短い日となります。
夏至から徐々に日照時間が減っていき、南中の高さも1年で最も低くなります。
冬至といえば柚子(ゆず)湯ですね。
この日に柚子湯に入ると風邪を引かないと言われています。
柚子には体を温める効果があります。
柑橘系の香りでゆったり、リラックスしたいですね。
冬至のことを一陽来復とも言います。
「一陽来復」は中国の「易経」に出てくる言葉です。
中国の昔の暦では10月はすべて陰の気で覆われ、11月になると陽の気が復活し、冬至を境に長くなっていくとされています。
つまり、衰えていた太陽の力が再び勢いを増してくるというわけです。
そのため、新しい年が来るという意味の他に、悪いことが続いた後に幸運に向かうという意味も込められているのです。
良くないことが続いている人も、冬至が来たら「さあ、これからは良いことがどんどんやって来る」と気持ちを切り替えましょう。
そういうきっかけを与えてくれる日でもあるんですね。
そうそう、冬至といえばかぼちゃです。
この日にかぼちゃを食べると魔除けになり、風邪を引かないと言われています。

まとめ

古代中国では、月の満ち欠けに基づいた太陰暦が使われていました。
しかし、季節は太陽の動きが影響します。
月の満ち欠けを基準とする太陰暦では、太陽の運行による季節の変化と根本的に合いません。
ですから、太陰暦は太陽の位置と無関係なため季節の間にズレが生じてしまいました。
しかし、農作業などでは春夏秋冬の季節を正しく知る必要があったのです。
その為、中国の戦国時代に太陽の動きを基にした「二十四節気」が考案されました。
1年の長さをを12の「中気」と12の「節気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられたのです。


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