その様子を見ていて、「こんなにも心を込めて選んでもらえる相手は、本当に幸せだ」と思えました。
それは「あなたのことを想って、ギフトを真剣に選んでいらっしやいましたよ」と、メッセージカードに書いてお伝えしたいくらいの出来事でした。
誰かに贈りものをするときは、「何を贈ったらよいかを考え、相手の方を想う時間」があります。
そういった時間もまた、立派な贈りものなのですね。
何を贈ればいいのか、迷ってしまいました。
贈りものの基本は、「相手の方に喜んでいたたけるものを贈る」ことです。
「そんなこと分かっているよ!」との声が聞こえそうですが。
◎ 一言アドバイス
それでは、何を贈れがいいのか一言アドバイスをさせていただきますね。
1.相手の方か欲しいと思っているもの、
2.自分も欲しいと思うもの、
3.自分で買うには少し贅沢なもの、
4.重なっても重宝されるもの、
5.相手の方が関心のあるもの(趣味に関係するものなど)、
6.お好きな食べもの
いかがでしょうか?
何か思い当たるものは、ありませんか?
そのようなものを贈るようにされればと思います。
親しい仲の相手の方なら、何がよいかを伺ってもよいでしょう。
逆に、贈っていけないものは、
1.縁起の悪いもの、
2.あまりにも肌に近いもの、
3.相手を軽視したもの、
4.高価すぎて必要以上に気を使わせてしまうもの、
5.身分不相応なものなどです。
「ものを贈る」とは「こころを贈る」ことでもあります。
相手を祝福したり、慰めたり、贈る側の誠意が感じられる品物を贈りたいものですね。
お返しの場合も同様です。
贈りものの心は、おもてなしの心。
013年に、東京にオリンピックを誘致するための国際オリンピック委員会のOC総会で、滝川クリステルさんが「おもてなし」と発言したことから、この言葉が世界に広まりました。
「おもてなし」とは「もてなし」に「お」を付けたもので、語源はものを「持って成し遂げる」から来ており、お客様に応対する扱い待遇のことを指します。
もう一つ意味としては「裏表なし」と文字通り表裏がない心でお客様を迎えること。
この二つの意味を合わせたものが一般的におもてなし”の語源とされます。
「おもてなし」の基本的な考え方を生んだのは茶道で有名な千利休です。
それは千利休の残した「利休七則」に記されてます。
「茶は服の良き様に点て、炭は湯の沸く様に置き、冬は暖かに夏は涼しく、花は野の花の様に生け、刻限は早めに、降らずとも雨の用意、相客に心せよ」
要約すると「無駄を省くため相手の気持ちを考え、本質を見極めた上相手を想いやり、ゆとりをもって、備えを怠らず、全てのお客様に気を配りなさい」となります。
客人を思いやる気持ちと日本古来の素敵な考え方ですね。
「おもてなし」という言葉が良く使われているのはホテルや高級旅館、料亭のサービスです。
ホテルに宿泊する際には必ず「サービス料」という名目の費用があります。
サービス料として、お金で換算されてしまうと何か味気無さを感じてしまいますね。
そして、また形は同じであっても、ホテルの接客「ホスピタリティ」と「おもてなし」は少し違うような気がします。
要は、同じ行いであっても「どんな心遣いでその行為をしたか」だと思うんですね。
食事やお酒などを振る舞って、人をもてなすことを「饗応」といいます。
また、美味しくて立派な料理のことを『ご馳走』といいます。
馳走という言葉は、文字を見ればわかるとおり、もともとは「走り回る」いという意味でした。
もてなす側が、それこそ走り回って、努力して、美味しい材料をそろえるところから、立派な料理という意味に変化したのです。
饗応においてご馳走を振る舞うのは、もちろんお客様に心から満足していただくためです。
食事は、ただの楽しみではなく、生命を維持するために必要不可欠なものです。
お客様にご馳走を用意する際には、平素以上に慎重を期さなければなりません。
その為にも
①危険のない飲食物をお出しする。
②滋養がある食材を取りそろえる。
③美味しく食べていただけるように調理する。
④見た目にも美しく盛りつける。
相手を敬うからこそ、見た目にも美しい科理をお出ししなければなりません。
相手を愛するからこそ、味もよくしなければなりません。
そのような理由で、走り回って誠心誠意のおもてなしのこもった料理のことを「ご馳走」というのですね。
だから「贈りものの心は、おもてなしの心」に相通じるものがあるのです。
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