コンビニといえば、全国各地どこでも一律というのが売りです。
しかし、これからは大手のコンビニも各店が個性を持たないと生き残ることは出来ない思っています。
本部に、搾取される今のコンビニでは、するものがいなくなるでしょう。
私が思い描くのが、他業種の店舗と併合したコンビニ店舗です。
そういう意味で、山崎製パンの「Yショップ」は注目に値します。
オーナーの裁量による店舗の独自性が強く、24時間営業は課せられず、定休日もある。
通常のコンビニではなく、例えば調理パンを専門にするのです。
確か、中国道赤松インターにデイリーヤマザキとして出店していたと思います。
建物はコンビニなのですが、調理パンの前は人だかりができています。
品数も、山崎製パンのフランチャイズチェーンである為充実しています。
パンだけではなく、フライヤーがあるので揚げ物まで販売しています。
店舗の独自性を発揮できるという点で魅力的です。
コンビニのコーヒーがコーヒー専門店よりおいしいって本当?
「おいしい」は主観なので一概には言いきれません。
それはそうですよね。
ただ、セブンイレブンが全国約2万1干店あるのに対し、コーヒー専門店は1店舗で1干店以下がほとんど。
豆を売る側としたら、1干店舗のところに入れて1干万円儲かるより、2万店あって2億円儲かるほうへよい豆を入れますよね。
ですから、同じ理由でコンビニのほうが、よい機械を使いやすい環境にあります。
そしてまた、コンビニは回転率が高いので、煎れたてでより新鮮な豆を使っているとも考えられますものね。
そんな訳で、コンビニコーヒーは美味しいといえます。
最近のコンビニは健康志向の人や高齢者向けが多くなっている?
超高齢化社会の波は、コンビニにも押し寄せています。
お客さんにシニアが増えたので、健康的な商品を売る必要が出てきたのです。
また、2000年にできたナチュラルローソンの成功を機にコンビニ全体の考え方が変わりました。
健康分野では、ローソンが進んでいる印象です。
特に糖質の低い「ブランパン」はヒットしたようです。
あと、いま売れているのが麦飯おにぎり。
帝人の麦を使ったファミリーマートのスーパー大麦「バーリーマックス」が人気です。
確かに、弁当一つ買うのにスーパーのレジに並ぶことを想像するだけで嫌になりますものね。
実は、コンビニの商品は高くない!?
昔はコンビニの買い物は、定価販売で高くつくイメージがありました。
しかし、今はプライベートブランド(以下PB)を買えばお得なんです。
特に冷凍食品は炒飯が120円、鮫子は140円程度。
コンビニPBが年金生活者のセーフティーネットになる気さえします。
セブン・イレブンのPB「セブンプレミアム」は系列のイトーヨーカドーで販売されていることもあります。
ヨーカドーは約130店舗しかないので、単品あたりの製造量が多いコンビニのほうがPBを作りやすいんです。
駅のホームにあるコンビニの売り上げが伸びている?
駅のホームにあるKIOSKが続々とコンビニに変わり、売り上げを伸ばしています。
昔のKI0SKは男性がタバコや新聞を買うところでしたが、今は何でも置いてあり、女性も利用するようになったためですね。
電車で化粧する女性は以前からよく見ますが、コンビニで買ったパンを電車内で食べる女性も最近は増えました。
あまり誉められた行為ではないですが。
どちらも時間がないという理由です。
つまり、忙しい女性のおかげで、駅のホームのコンビニは売り上げを伸ばしているのです。
都会に多く見る「野菜コンビニ」
特に都市部では、青果店のように店頭で野菜を売る「野菜コンビニ」をよく見かけます。
家で3食料理することが多い高齢世帯が多く、スーパーが少ない地域というのが理由です。
「野菜コンビニ」は本部が商材を提供するのではなく、店舗が業者を使い、独自に野菜を仕入れています。
本部では市場で野菜を仕入れ毎朝、袋詰めする細かな作業は不可能。
店舗オーナーが個別に本部に許可を取り、このようなコンビニが生まれているわけです。
閉店したコンビニのすぐ隣に同じコンビニチェーンが出店する謎。
あるコンビニが閉店し、その翌週に同じコンビニチェーンが隣に新規オープンする。
そんな店舗の置き換えをよく見ます。
これは、旧店舗よりよい立地が見つかったからというケースが多いといいます。
店舗を広くして品ぞろえをよくするとか、駐車場ができて車を止められるようになったなどが理由です。
特に地方では、駐車場を理由に置き換えられる場合が多いといいます。
面積が変わらなければ不動産の契約切れとか、何かしら事情があるようですね。
いずれはコンビニ弁当はなくなる?
はい、なくなると思います。
今はスマホを見ながら食事する人が多い。
食の文化がワンハンドになり箸を持つことが面倒になりました。
しかも、今の人はフードコートに慣れていて好きなものしか食べません。
好きと嫌いが混じった弁当は選ばず、パンやおにぎりを片手で食べる人が増えているのです。
コロナの影響で飲食店が持ち帰りを始めました。
人がおいしさを感じるいちばんの要素は作りたて。
コンビニのひとり勝ちにはならないのでは、と思います。
ローソンのレジを手前に向けたらそのままセルフレジになる?
もうすぐ、コンビニは接客時間が短くなる電子マネーヘ一気に移行すると予想されます。
レジ会計の省力化は人手不足のコンビニには必須。
同じ理由でセルフレジも増えていきます。
お客さんも素早く会計がすむセルフを好む人が多く、さらにコロナの影響でセルフ派は増加中です。
コンビニのレジは、基本的に今日採用したアルバイトでもすぐに使えるように設計されています。
つまり、ローソンでいま使われているレジはすべて、お客さんのほうへ向けるとそのままセルフレジになるそうです。
ワンオペ体制の構築、無人化を目指すコンビニにとって次の課題なのです。
なぜ、近場に同じコンビニがあるの?
例えば、道路を挟んでセブンが向かい合っていたり、同じコンビニチェーンばかりと気づくことがあります。
対面がファミマだと売り上げが取られるので、本部はここにもセブンを建てようと考えたのです。
このとき、本部は近隣オーナーに、2店舗経営を打診するのが一般的です。
しかし、近隣オーナーが嫌だといっても出店します。
結果、その店舗は売り上げ下降で苦しむことに。
近距離出店は、道義的にどうなんでしょうか?
衝撃1! コンビニの万引きの9割は従業員の仕業!?
コンビニの商品ロス(売り上げ記録がないのに在庫がない)の9割は従業員に原因があるそうです。
えっ!従業員が万引き?
いえ、すべてが盗難というわけではなく、合計100万円の商品がなくなったら、90万円のうち、10万~20万円は伝票が間違っているなどの管理ミス。
残りは破損の未申告と、内部不正の可能性が高いといわれます。
そのため、従業員の控室にも防犯カメラが数台取りつけられているそうです。
コンビニの万引きは、かなり多いそうです。
コンビニの買い物でコロナに感染しないために気をつけること
人との接触を少なくするため、電子マネーを使ったほうがいいようです。
半分~3分の2ほどの時間で会計がすみますし、お釣りの受け渡しもなくなります。
これは自分だけでなく店員を守ることにもつながります。
1度手にした商品を棚に戻さないのは基本ですからね。
あと、あまり店内をうろうろせず、スーパーの買い物のように入り口からレジまで一方通行を心がけたいですね。
可愛い子やイケメンの店員がいると売り上げは上がる?
店員に可愛い女の子やイケメンが入ると店の売り上げは上がるそうです。
実際、某所では、地域密着のご当地アイドルで引退した子を夕方のシフトに入れ、売り上げを伸ばしているコンビニがあるそうです。
また、ご当地のスポーツチームの本拠地から近いコンビニには、選手たちが訪れたりグッズを売っていたりすることもあり、活気づいている店があるといいます。
どんなお店も一緒なんですね。