膀胱がんの絶対に見逃してはならない初期症状。これさえすれば怖くない!

健康のこと

「こんにちは!社長わらしです」

今日は「膀胱(ぼうこう)がん」についてのお話しです。


仕事柄、快気祝がしたいとお客様がご来店されます。

皆さん、病気を隠されるかと思いきや、誰かに聞いて欲しいんですね。
話しかけると「○○の病気で、これくらい入院して、どんな手術をした」と話して帰られます。誰かに聞いて欲しいのだと思います。

昨日のお客様は、「膀胱がん」でした。
社長わらしも11年前に膀胱がんをしました。

同類相哀れむというのでしょうか。
大盛り上がりでした。

膀胱がんって案外多くある病気なんですね。
膀胱がんは早期発見できれば十分に完治が期待できる病気です。

でも発見が遅れてしまうと生存確率がどんどん下がっていってしまいます。
ですから、気になればすぐに病院です。

わらしの場合は、今から思えば早期発見だったようです。
妙な言い方ですが、あえて先生には、進行度合いは聞きませんでした。
「聞いてみたところで‥」という覚悟があったのだと思います。

膀胱がんの予兆・発見

社長わらしの場合は、血尿でした。
便器の中が、真っ赤になりました。
真っ赤になったのは、その1日だけでした。

すぐに病院に行きましたが、尿検査の結果は悪い細胞組織は出ていない、とのこと。
しかし気になるものだから、毎回尿の目視チェック。

よく観察すると、時々、ちっちゃな血栓がでています。

ですから、最終的に泌尿器科クリニックで膀胱鏡検査。
それで、癌が発見されました。

芸能人でもアナウンサーの小倉智昭さんは、膀胱癌を経験され今は人工膀胱を付けておられるとのこと。
しかし、テレビで元気な姿を見せておられます。

ご来店されたお客様は、膀胱に定期的に抗がん剤を注入されているとのこと。
そういえば、社長わらしの場合は、抗がん剤もなく3か月に1回の膀胱鏡検査だけでした。

膀胱がんの検査方法

それでは、膀胱癌を見つけるためにはどのような検査方法があるのでしょうか。

まず最も簡単なのがおしっこの中に膀胱癌欠片が含まれているかを見る方法。
これは、採尿して検査をするだけなので痛みも何もありません。

それと身体の外側から調べる超音波検査です。
ただね、社長わらしの場合、この検査では癌は発見されませんでした。
それでもまだ、たまに血栓は出ています。

次に受けたのが「膀胱鏡検査」です。
小さいマイクロカメラを尿道の先から挿管します。

痛くないように麻酔のゼリーを尿道に挿入し、そこからカメラを入れて膀胱をぐるりと見渡します。
膀胱の内部から直接様子がわかるので膀胱癌があればカメラを通じて目で確認することができます。

この検査は、そう痛くないのですが、メチャ恥ずかしい。
女性が産婦人科に行った時と、同じような体勢を取らされます。

そして、看護師さん「少し冷たいですよ~」と消毒です。
その後、先生が麻酔のゼリーを挿入。

でも心配しないでください。

違和感はありますが、あまり痛くありません。
ただ、ただ、恥ずかしいだけです。

しかし、ご安心下さい。慣れてしまいますから(笑)

もちろん、部分麻酔ですのでモニターを見ながらの検査です。
膀胱の内部から直接様子がわかるので膀胱癌があればカメラを通じて目で確認することができます。

社長わらしの場合は、2つ腫瘍が見つかりました。

1つは先がツルっとした腫瘍。もう1つは先がギザギザです。
ギザギザの方は、目視で間違いなく癌だと告知されました。
確かに癌は、悪い顔をしていますね。

膀胱がんの手術

経尿道的膀胱腫瘍切除(TUR-Bt)とは?

このような場合には turbt (経尿道的膀胱腫瘍切除)と呼ばれる処置をします。

尿道から内視鏡を挿入して、電気メスでくるっと切り取ってくるこういうものなんですね。この切り取ったものを顕微鏡で詳しく調べて、リスクの低いものなのか高いもんなのか確認するわけです。

詳しくいうと、経尿道的膀胱腫瘍切除(TUR-Bt)は、膀胱内の腫瘍を切除して、癌の悪性度と根っこの深さ(深達度)を調べる手術です。

基本的には、以下の流れで手術をすすめます。

1. 下半身麻酔、または全身麻酔をかける

2. 尿道口から膀胱内へ内視鏡(切除鏡)を挿入する。

3. 内視鏡の先端に付いた電気メスで膀胱内の腫瘍を切除する。

4. 内視鏡を抜去して、尿道カテーテルを挿入する。

手術時間は、1~2時間程度です。
尿道カテーテルは、手術から数日後に抜去します。
食事・歩行は、翌日から可能です。
入院は、約1週間です。

再発のリスクがあるため、術後は3カ月に1回程度のペースで検査を行います。
社長わらしの場合は、1年間は3カ月に1回、2年目からは半年に1回となりました。

そして膀胱の内側の壁の表面のところまでで、癌が止まっていてくれれば、抗がん剤や BCG を膀胱の中に注入する治療を行います。

BCG というのはお子さんの予防接種などで有名な結核に対するワクチンなんです。
この BCG は膀胱に注入することでガン細胞を攻撃する免疫をパワーアップする効果があり、80%程度治療がうまくいった、こういうデータもあるような有効な治療法なんですね。

しかし膀胱の筋肉の部分まで癌が進行してしまっていると残念ながら膀胱手術で全て切除しなければなりません。転移があるとそもそも手術自体が難しくなってしまいます。

こういった理由からも筋肉の部分に進行するその前に早期発見することで膀胱温存できる場合もある訳ですので、できるだけ怪しい症状があるんであれば早く病院に行って欲しいと思うわけなんです。

まとめ

社長わらしのように、血尿で気が付けばいいのですが、場合によっては、はっきり赤ではなくて茶色がかっているだけに見える場合もあるようです。

血尿というのは運動や姿勢の影響で一瞬出ることもあるとのことですが、赤っぽいおしっこが出ては戻りまた出ると言ったことを何度か繰り返す場合は、膀胱癌の可能性も否定できません。

血尿は膀胱がんの最もありふれた症状なのでぜひ覚えておいてくださいね。

また、後から思えば、トイレに行く回数が増えます。
これも要注意です。

泌尿器科クリニックの先生が言うには、朝起きてから寝るまでの間に8回以上おしっこに行くと頻尿の状態といわれているようです。

膀胱がんではなくても、尿道炎、前立腺肥大症、前立腺がんなども考えられますので、クリニックに行くことをお薦めします。

そして最も膀胱がんのリスクをあげる行為はタバコです
日本人のデータを対象にした分析でも規制によって膀胱がんのリスクが約2倍になると言われています。

中高年以上の方で特に喫煙者の方は、泌尿器科で尿潜血の検査を受けることをお薦めします。

膀胱癌の五年生存率は、70~85%と他の癌と比べても助かる可能性が比較的高いがんです。
今回紹介した症状が、特に複数回出現した場合はすぐ病院に行くようにしてくださいね。

膀胱鏡検査は、恥ずかしい検査ですがすぐに慣れてしまいます。
社長わらし、もう20回以上は受けていますので(笑)

大丈夫ですよ~


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