大丈夫!心配しなくても良い74歳までの運転免許更新時の高齢者講習

ご相談

「こんにちは!社長わらしです」

今日は、「高齢者講習」のお話しです。


「来月、高齢者講習に行くんです」と不安げなご様子のお客様。

「初めてですか?何歳になられるんですか?」
「70歳です」
「何の心配もいりませんよ。ぜんぜん大丈夫です」

というのも1か月前に、高齢者講習を受けてきた社長わらし。
(そういえば受ける前は高齢者講習って少し不安だったな‥)

そこで、社長わらしのおせっかい虫が頭をもたげる。

「74歳までの高齢者講習は、落とすための講習じゃないですから」

70歳~74歳の方の免許証更新制度の概要

70歳~74歳の方の高齢者講習の内容

・講義(座学)
・運転適性検査
・実車指導

高齢者講習は、この3つだけなんです。

当日は、運転免許証・高齢者講習案内・費用(6450円)を持参します。

ご安心していただくために、当日経験したことを書かせていただきますね。
場所は、豊中自動車教習所でした。

参加者は、25人くらいだったと思います。
その参加者を2つのグループ分けられます。

1つのグループは、最初に実車指導を受け、後で運転適性検査を受ける組。
もう一つのグループは、その逆の組です。

社長わらしのグループは、最初に適性検査、後で実車指導講習でした。

運転適性検査の種類

この検査には、静止視力、動体視力、夜間視力、視野検査の4つがあります。

静止視力

通常の視力検査です。

ここで大切なことを言っておきます。
運転にメガネが必要な方は、必ず両目で0.7以上に矯正したものを準備下さいね。
それ以下だと、講習を受けられない場合があります。

長いこと眼鏡の矯正をしていなかった社長わらし。
内心ドキドキしながら適性検査を受けました。

かなり集中していたのか、静態視力はなんと両目で1.5もありました。
ところが視力検査はそれだけではないのです。

生まれて初めての検査が続きます。

動体視力

器具をのぞき込むと、真っ暗の中、遠くから小さな光が迫ってきます。
その光のランドルト環(アルファベットのCのようなマーク)の欠けている上下左右を判断して、レバーをその方向に倒します。

かなりな速さで迫ってくるものですから、確認できた時には0.1。
「年相応ですから、気にしなくていいですよ」と慰めてくれました。

夜間視力

次に夜間視力です。

器具に頭を付けると明るい光で照らされます。
そして、その光を消灯後何秒間でランドルト環が確認できるかという検査です。

社長わらしの視力回復時間は27秒でした。

視野検査

この検査は、簡単です。
眼を動かさずに見えている範囲(視野)での光の見え方を検査して視野の欠け具合を見ます。

緑内障等の病気をお持ちの場合は、視野が狭くなります。
社長わらしは、右目149度、右目152度でした。

以上が、適性検査の概要なんですが、74歳までの適性検査では、これが悪かったからといって免許証をはく奪されることはないようです。

あなたの目の状況は、こういった状態ですので気をつけてくださいね。ということなんですね。
(初めて受ける検査だったので、最初意味が分からず、次回はもっといい結果が出るかな)

実車の運転指導の種類

次に実車指導です。

教官と受講生2名が乗車します。
最初の運転は、女性(おばちゃん)です。
社長わらしは、後部座席です。

教習所の中を走行します。

課題は、
・指示速度による走行
・一時停止
・右折
・左折
・信号通過
・段差乗り上げ

正直、この女性の運転めちゃくちゃです。
社長わらし、車の横にしがみついていました(笑)

指示速度による走行

スムーズな加速、減速が出来ているか。
ということだと思います。
(この女性、教習所内での道路標識は、30㎞でしたので30㎞出したものの先のカーブで急減速)

一時停止

停止線で、確実に停止。その後徐行しながら左右確実しながら出ていく。
(この女性、停止線の前から徐行しながら、左右確認して出ていきました)

右折

脱輪に気を付けながら、30m手前でウィンカー。

左折

脱輪、巻き込みに注意しながら、30m手前でウィンカー。

信号通過

信号無視をしないよう通過。
(この女性、信号機が黄色になったため急ブレーキ)

段差乗り上げ

段差を乗り上げ、前方のポールにぶつからないようにブレーキ操作が出来るか。
(この女性、上手に出来ました)

前の女性が、以上のような運転状況でしたので、かなり落ち着いて通常の運転が出来た社長わらしでした。

70~74歳までの高齢者講習のまとめ

私が、同乗した女性も帰りには「高齢者講習終了証明書」いただいておられましたので、どうぞご安心して高齢者講習を受けられればと思います。

注意することは、眼鏡だけは前もって矯正しておいてくださいね。

75歳以上の高齢者講習の概要

ところが、75歳以上になるとそうはいきません。

かなりハードルが高くなります。

75歳以上で「一定の違反歴無し」の場合

75歳以上になれば、全員「認知機能検査」があります。

 この検査で
 「認知症のおそれ無し」
   その場合は、74歳までの高齢者講習を受けて免許証の更新ができます。
 「認知症のおそれ有り」
   その場合は、「医師の診断」を受けなければなりません。

医師の診断で認知症でないと診断された場合は、高齢者講習を受けることができます。
認知症で有ると診断された場合は、「免許の取消し等」となります。

 75歳以上で「一定の違反歴有り」の場合

「運転技能検査」を受けなければなりません。

「運転技能検査」は何度も受けることができますが、更新期間満了までに合格しない場合には「免許証を更新せず」となります。

ですからね、70歳以上になれば決して交通違反をしてはいけません。
社長わらしは、これまで若気の至りで何度も交通違反をしてきましたが、70歳になってからは細心の注意を払って運転をしています。

だって、「運転技能検査」は余分ですもんね。

運転免許証更新時に大きなリスクとなります。 「運転技能検査」を合格すれば、あとは「一定違反歴なし」の方と同じ手順での更新手続きとなります。

高齢者マーク(高齢運転者標識)は、何歳から?そしてそれは付けなきゃいけないの?

正確にお答えします。

70歳以上の高齢者は、普通自動車を運転する場合、自動車の前と後ろの定められた位置(地上0.4m以上1.2m以下の位置で前方及び後方から見やすいように表示する)に高齢者マークを表示するように努めましょう。とあります。 それ以上、それ以下でもありません。ご自分でご判断下さい。

でも正直、付けたくないです(笑)

まとめ

74歳までの高齢者講習は、ぜんぜん心配しなくてもいいですよ。
但し、眼鏡が条件の方は前もって視力0.7以上に矯正しておきましょう。

74歳までに免許更新をされた方は、それ以降絶対交通違反をしてはいけません。
違反があれば、「運転技能検査」という大きなハードルを越えなければならなくなります。

社長わらしの誓い

これから安全運転を心がけます。
これから意識して脳トレーニングに努めます。

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