法事はなぜするの?
社長わらしは、「あの世」があるとは思っていませんが、法事はするべきだと考えています。
亡き人への思いを形に表す事が法事です。
法事をする事により、何時でも心の中には故人がいます。
法事はご先祖様と私たちをつなぐ糸だと思うのです。
お墓参りも義務で行くのではなく、行きたいから行くのです。
理屈では有りませんので、行きたくなかったらお参りに行かなくても良いし、故人は、悲しむことは有るかもしれませんが怒ったりはしません。
「どうして悲しむのか」
ご先祖が怒っている、と思われていることが悲しいのです。
「幸せそうで無いこと」が悲しいのです。
ですから、故人に安心していただくために、お参りするのです。
社長わらしは、亡き人を縁として、親族が集まるために法事を行っています。
親戚といっても、一年中、顔をあわせているというわけではなく、何かの機会がないと会うことができません。
その機会となってくれるのが法事です。
亡くなった人のために行(おこな)うのではなく、亡くなった人が親戚同士を集めてくれていると考えているのです。
年忌法要は極楽浄土に行った故人が、さらなる精進の道へと導くために営みます。
一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌とつづき、三十三回忌で長い修行の締めくくりとして、故人は菩薩(ぼさつ)の道に入り「ご先祖さま=守り神」となります。
社長わらしは、一昨年、父を亡くし、そして今年、母を亡くしました。
もちろん、両親が亡くなることは、悲しく思います。
しかし、それを機に多くの親戚が集まる機会を得ました。
兄弟は勿論(もちろん)のこと、うちの子供、叔父、叔母、従兄弟(いとこ)、又従兄弟(またいとこ)と多くが集まってくれました。
お供えではなく、一人5000円の会費制にしました。
勿論、食事、引出物(粗供養)は相場通りのものを持って帰っていただきます。
法事当日は、笑顔、笑い声のオンパレード。
年々、参加人数が多くなり、皆さん楽しみにしてくれているようです。
みんな仲良くしておれば、きっと故人も喜んでくれていることでしょう。
お上人さんも「こんな法要見たことがない。いいですね」と言って下さいました。
テレビコマーシャル「お葬式(法要)は、生きる儀式だと思う」を自でいかせていただいております。(笑)