店長の徳美(とくみ)順平です。
近くに人気のあるパン屋さんがあります。
焼きたてパン130円。
普段、スーパーで売っているパン、高いものだと120円はします。値段は10円しか違わない。
手作り、焼き立てにこだわり、売れ残ったら捨ててしまう。そこまでして、10円しか違わない…
オリンピックで表彰台にあがれる人と、そうでない人、どれだけタイムが違うか。
たぶん、まばたき1回分くらいの違い。
コンマ何秒を縮めるために、驚異的なトレーニングをこなす。パン屋さんも同じ。わずか10円の差。
これに人生を賭けているお店があるということ。
「あなたは、ライバル店より10円多く頂くために、どんな仕事をしている?」
「そんなにしても、大して売上げがあがるわけでもないのにバカバカしい…と思っていないか?」
それは、オリンピック選手が「そこまでしてタイムが0. 1秒しか違わないんだったら、4位でもいいよね」というのと同じ。
メダリストと4位は0.1秒という「数字」の差ではない。
「こだわり」の差。
お客さんの喜ぶ顔見たさに、こだわって、こだわって、こだわって…
それでライバル店より10円余分に頂く。
10円に価値があるのではない。
お客さんの喜ぶ顔と、帰り際の「ありがとう」に価値がある。
そういう仕事をやっていることの自信と誇りに価値がある。
お客さんはそういうあなたを見ている。
そのこだわりがあれば「ぜひ、あなたのお客さんになりたい」と思う。
お客様は「モノ」にお金を払っているのではない。
「あなた」にお金を払っているのです。
と今朝、社長わらしに説教を受けました。
そんな店長「徳美順平」ですが、
よろしくお願いいたします。