こんにちは、「揖保乃糸」です。
「三輪素麺」もいます。
「小豆島素麺」も、「島原素麺」も一緒です。
あなたは、素麺は好きですか?
「蝉の声 夫が支度の 冷そうめん」
というように素麺は、日本の簡単な夏料理の代表格。
湯を沸かしてゆでてから、氷水で冷し、ぬめりを取るためのもみ洗いをした後、めんつゆにつけて食べるのが最も一般的。
夏の暑い日手軽に作れるので主婦の味方でもあります。
めんつゆは市販されているもので充分です。
ただし、ストレートがお薦めです。
ゆでる水には塩を入れません。
これは麺に含まれる塩分を出すためなのです。
吹きこぼれそうになった際に差し水(あるいはびっくり水)と呼ばれる冷水を入れるかどうかは意見が分かれるところですね。
あとは薬味として刻み葱、おろし生姜、胡麻、ミョウガ、山根、海苔、鰹節、大葉、おろし山葵などを付けて出来上がり。
また、煮込んだシイタケ、茄子、錦糸卵、トマト、蒲鉾、海老、缶詰のみかん等をつけると最高です。
つゆに、トマトケチャップを少し入れても一趣です。
そうやって手軽にできる素麺ですが、産地が色々。
播州素麺「揖保乃糸」がいいという人もあれば、三輪素麺、小豆島素麺「島の光」がいいという人もあります。
長年、ギフト用の素麺を取り扱ってきたプロとして本当に美味しい素麺を紹介したいと思います。
人気でいえば、
播州素麺「揖保乃糸」
人気でいえば、
第1番目は播州素麺「揖保乃糸」です。
夏、テレビコマーシャルが盛んに流れるのが、「素麺やっぱり揖保乃糸♪♪」
その為でしょうね。
手延そうめん「揖保乃糸」は、厳選した小麦と赤穂の塩を原料に、そうめん作りに適した豊かな気候風土に育まれてきました。
およそ600年受け継がれる伝統の手延製法で、幾度も熟成を重ねながら、職人が丹精込めて作り上げた播州地方の名品です。
揖保乃糸の特徴
兵庫県手延素麺協同組合より
https://www.ibonoito.or.jp/feature/
三輪素麺
2番目は、鳥居のマークの「三輪素麺」です。
いまから1200余年を遡る昔のこと。
日本の麺食文化のルーツを遡れば、そうめんに至り、そうめんの歴史を遡れば、大和の国の三輪(奈良県桜井市)で生まれた手延べそうめんに至ります。
そのこだわりは、厳選した小麦粉、三輪の清水、塩、そして山から盆地に吹く北風と天日。
その為、三輪素麺は口当たりなめらかにしてコシが強く、茹でたあとものびにくいそうめんになっています。
三輪素麺の特徴
奈良県三輪素麺工業協同組合より
https://www.miwasoumen-kumiai.com/
小豆島素麺「島の光」
3番目に、「小豆島素麺島の光」となります。
瀬戸内・小豆島に手延素麺づくりの技が伝えられたのは、約四百年前と言われています。
小豆島素麺は、組合推奨の小麦、瀬戸内海の塩、国内で唯一かどや製油のゴマ油を100%使用しており、酸化を抑え味と品質を保っています。
そして寒期に空気の澄んだ瀬戸内の寒風が吹き寄せる中での天日干しです。
小豆島素麺の特徴
小豆島手延素麺協同組合
http://www.shimanohikari.or.jp/
島原素麺
4番目に、「島原素麺」
案外と知られていないのが、長崎県南島原市で生産される島原手延そうめん。
全国の手延そうめんの約30%を製造されている、そうめんのトップブランドなんです。
島原手延そうめんは機械製麺のそうめんとはその製造工程が大きく異なり、時間をかけて丁寧に熟成させながら作ることで、茹で伸びしにくく、しっかりとしたコシと歯ごたえ、小麦の豊かな味と香りを楽しむことができます。
島原そうめんのルーツについては諸説ありますが、そのひとつが小豆島伝来説です。
1637年の島原の乱による荒廃後に、小豆島から移り住んだ人たちによりそうめんづくりが伝えられたという説です。
島原素麺の特徴
長崎県島原手延そうめん振興会
島原手延素麺組合連絡協議会
http://minamishimabara-somen.jp/
だが、ちょっと待って下さい。
人気があるからと言っても、美味しいとは限りません。
社長わらしの一押しは?
10年前は、小豆島素麺「島の光」でした。
「島の光」の一番の特徴は、小麦粉を練るときに「ごま油」を使用します。
他は、食用油です。
ごま油は、コスト的に高くつきます。
そのせいでしょうか。
麺に腰があり、何とも言えない喉(のど)越しです。
「煮すぎた!」と思っても、安心です。
相変わらずの腰があります。
主婦の味方です。
だからといって、油断はしないで下さいね。
それでは一押しは「島の光」かというとそうではないのです。
社長わらし、今の一押しは?
今は「三輪素麺」です。
それも三輪の玉井製麺所で作られた「ほんまもん三輪素麺(誉)」
十数年前、テレビを見ていると紹介されたのが玉井製麺所の三輪素麺でした。
もちろん、テレビが取り上げたからといって美味しいとは限りません。
そんな時、玉井製麺所から素麺見本のついたDMが届きました。
「家族を中心に5名の少人数ですが、昔ながらの手延べを守り、製造に励んでおります」とあります。
そんな「ほんまもん三輪素麺」に興味を持ち、意を決して一路、奈良県桜井市へ向かいました。
出迎えてくれたのは、三代目素麺師「玉井昭治」さん。
見るからに素朴な人柄。
一生懸命製造工程を説明して下さいました。
事務所にどうぞといわれて通されたところが、玉井さんちの台所。
この飾らない人柄をみても「ほんまもん」を実感します。
そこで出された素麺にまた驚きです。
口の中で跳ねるような腰の強さ。
喉越し。思わず「美味い!」といっていました。
恐る恐るの質問「やはりひね物(2年物)なんですか?」
その瞬間、玉井さん、にっと笑ったような。。。
おもむろに「いや、うちはその年に造ったものは、その年にすべて売ってしまいます。
ヨソさんの素麺は、腰を出すために1年寝かせます」だって。
だから、ひね(古)物は高くなるんですね。
それと「ほんまもん三輪素麺」の特徴は、天日干し。
ほとんど機械乾燥になった今も、唯一ここだけ昔ながらの製法を貫いています。
気を使う先に素麺を贈るなら
それでは、播州素麺「揖保乃糸」はどうでしょうか。
贈りものにするなら、揖保乃糸です。
やはりネームバリューが違います。
もちろん、贈りものにするなら揖保乃糸のひね(古)物を贈れば間違いありません。
素麺に黒帯がかかっております。
裏話です
ウラ話ですが。。。
実は社長わらし、出身が播州素麺の里なんです。
ですから、夏になると毎日のように素麺でした。
それが、嫌で、嫌で仕方がありませんでした。
ですから、本当は素麺嫌いです。
ただ、「ほんまもん三輪素麺(誉)」と「小豆島素麺(島の光)」だけは食べます。
他の素麺は、いただいても嫁入りしていきます。
そのせいか今では、私の兄弟、親戚もみんな「ほんまもん三輪素麺」ファンとなっています(笑)
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